人前に出ると緊張、あるいはあがってしまうから苦手という方は多いかと思います。そのような場面で、非常に強い緊張を感じてしまい、発汗や震え、息苦しさなどの症状が現れるなどして、大きな苦痛を感じ、やがて学校や会社に行けなくなるなどして日常生活にも影響を及ぼしている状態を社会不安障害と言います。このような状態になると治療をする必要があります。
なお原因については、恐怖症状を抑える働きがあるとされる神経伝達物質「セロトニン」が不足することで起きるとの説が有力と言われていますが、現時点では特定されていません。
治療に関しては、薬物療法(抗うつ薬や抗不安薬)と認知行動療法を行うことで、症状が和らぐようになると言われています。